池袋本町電車の見える公園
2013年3月に開園しました

池袋本町地区では、公園づくりは長年の地域の夢でした。平成7年度から行われた防災まちづくりで、いったんは区がJR職員住宅跡地を取得し、住民参加による計画づくりを行いました。しかし、豊島区の公共施設の再配置計画によって、公園用地が学校用地になってしまい、計画は頓挫していました。
その後、池袋本町四丁目にあった清掃車庫跡地を、区が買い取り公園にすることにしました。
(地図をクリックするとgooglemapにリンクします)
工事前の清掃車庫跡地の様子
この地には、東京都の清掃車の車庫がありました。車庫の建物や管理事務室が建っていました。
埋蔵文化財の指定地区であるため調査を行うなど、検討から工事までには4年もかかりました。
住民参加の検討
ひろば検討会
豊島区では、新しいまちづくりの会を母体に、周辺の方にも集まっていただき、ひろば検討会を組織しました。
事例見学会
検討会では、敷地の状況を把握すると共に、豊島区内や区外の公園の事例の見学も行い、イメージを膨らませました。
ワークショップによる計画づくり
検討会では、ワークショップによって検討作業を行いました。
新しい名所
こどもひろば
電車の見えるこどもひろば
公園の敷地は、東武東上線に面しています。公園の名前はそこから付けられました。
三本桜
敷地内は三本の桜の木があり、地域の方に親しまれていましたので、現地で保存しました。
お花見の名所に
公園の開園式の日には桜はちょうど満開に。
早くもお花見の名所になりました。
はらっぱ
敷地の中央部は広いはらっぱになっています。
ふだんから自由に使えることはもちろんのこと、災害時にも役立つスペースとなります。
住民参加の公園づくり
いのちの森
鉄道との境界部分で住宅地に近いところは、豊島区がすすめる「いのちの森」としました。これはいろいろな種類の木を密書区させて、自然の推移に任せて森をつくろうというものです。
開園式の時に参加した住民が1本1本手で植えました。
開園式では、住民の皆さんも交えて全員でテープカットを行いました。
その人数500人。盛大に開園をお祝いしました。
