木密地域不燃化10年プロジェクト

東京都では、首都直下地震が切迫していると言われていることを踏まえ、平成24年1月に「木密地域不燃化10年プロジェクト」を策定しました。
この方針に基づき、池袋本町地区では2つの都市計画道路を特定整備路線として整備を進めると共に不燃化特区によって燃えないまちづくりを進めています。


都市計画道路

特定整備路線

池袋本町地区には昭和21年に指定された2つの都市計画道路があります。南北に通る補助73号線(幅員20〜26m・延長1070m)と、東西に通る補助82号線(幅員15〜24m・延長1170m)です。
東京都ではこの道路の整備によって、防災性の向上と安全性・快適性の向上、適切な道路ネットワークの形成を図ろうとしています。

不燃化特区

都市計画道路の整備は東京都が行い、豊島区では都市計画道路沿道と地区全体のまちづくりに取り組んでいます。
豊島区では、この地区を上池袋二〜四丁目と一体の「池袋本町・上池袋地区」として東京都の不燃化特区の指定を受け、耐火・準耐火建築物への建替えや老朽建築物の取り壊しなどに助成を行なっています。
また、東京都の条例に基づく新たな防火規制を適用し、地区全体を地震に強い・燃え広がらないまちにするとともに、地区計画を導入して秩序のある建替えが進むようにしています。

池袋本町

アンケート調査と懇談会

豊島区では池袋本町・上池袋地区を対象に平成25年11月にアンケート調査を行い、まちづくりの意向を調査しました。
その結果を受けて、平成26年2月からはまちづくり懇談会を開催しました。

懇談会
見学会

新しいまちづくりの会では

新しいまちづくりの会では、このような東京都と豊島区の動きに合わせて検討を行っています。
都市計画道路という視点で地区内を改めて点検したり、区域内の建築規制によって、道路の幅員がわかるようになっているところを確認しました。
まちづくりの会

住み続けることができるまち

会には様々な考え方の人が参加しています。東京都による説明会後に、まちづくりニュースの呼びかけによって参加された方も大勢います。
議論の中で確認したことは、「会としては賛成も反対もしない」、そして、「より多くの住民が納得できるような進め方」と、「事業を行うとしても地域のためのなるようにしてほしい」ということです。
そして、都市計画道路の区域の方も、その周辺の方も、地区内で住み続けることができるまちにしたいということでも一致しました。
まちづくりの会

提案書の作成

新しいまちづくりの会では、このような視点から地域のまちづくりについて、「池袋本町地区の都市計画道路補助73・82号線及び関連まちづくりに関する提言書」を作成し、平成26年5月28日に豊島区長に提出しました。

提言書はこちらをご覧ください。

提言書の提出

地区計画への提言

新しいまちづくりの会では、引き続き豊島区が検討をすすめる地区計画に対して、地元住民の意見を反映できるようにと協議を行いました。その結果を平成27年3月18日に豊島区に提出しました。

提言書はこちらをご覧ください。